「スペクトル分離」によるステレオ化(その2) 追加曲!

「スペクトル分離」テクノロジーを使ってモノラルをステレオ化(「Spectral Stereo Remix 」)したエルヴィスの曲をさらに見つけました。

この「スペクトル分離」ですが、自前のカラオケが簡単にできるので流行の「ボーカル・キャンセラー」と原理は同じです。
ただ「ボーカル・キャンセラー」と同様に、ねらった音をきれいに分離できるかどうかは元の曲次第のようです。楽器数が少なくクリアに録音されている曲ならよいものの、コンプレッサーで圧縮してあったり、楽器数が多かったり、曲全体に深いエコーがかかっていたりするとまず分離するのは無理のようですね。(つまりJポップなどはほぼ分離不可能?)


さて、YouTubeでさらに見つけたエルヴィスの「Spectral Stereo Remix 」曲は、「Jailhouse Rock」「All Shook Up」「King Creole」の3曲です。

▼「Jailhouse Rock」はバイノーラル・ステレオ(2チャンネル)が発表されていますが、その片チャンネルからさらにヴォーカルを抜き出して中央に配置したのがこのサウンドです。ちゃんとリアル・ステレオになっています。素晴らしい仕事です!




▼「All Shook Up」は分離が今一つで、中央のエルヴィスのヴォーカルが左右に揺れてしまっています。これは原曲のエコーが深かったためかも知れません。(あるいは根気よく分離させればもっとましになるのかも?)




▼「King Creole」は、おそらく「Spectral Stereo Remix 」だと思うのですが、よく聞いてみると新しい音を加えてあるようにも聴こえます。それにしても素晴らしい仕事です!




その他にも、興味深い自家製ステレオの動画が何曲かありましたのでご紹介します。

▼「Mean Woman Blues」はバイノーラル・ステレオ音源で出ていますので、ここからさらに「Spectral Stereo Remix 」で3チャンネルにしてほしいものです。(この動画はまだバイノーラル・ステレオ(2チャンネル)のままです)。





▼この「Mystery Train」と「Blue Moon」は、一応ステレオになっていますが、どうやら新しい演奏(カラオケ)を片チャンネルに加えてあるようです。元の音源のチャンネルにはエルヴィスのヴォーカルが入っていますから、左チャンネルからエルヴィスの声が聴こえてきます。(それにしてもこのカラオケはオリジナルの演奏と寸分変わらないので、別な意味ですごいです!)





またYouTubeで面白い動画が見つかったらご紹介します。



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夢の技術!「スペクトル分離」によるモノラルからのステレオ化!

エルヴィスの50年代の音源はほとんどがモノラル録音だったため、60年代以降にざまざまな方法でステレオ化が試みられました。
それらは「疑似ステレオ」と呼ばれ、エルヴィスの場合、おもに次の2つの方法で「疑似ステレオ」化されたレコードがリリースされました。

①左右チャンネルに時間差を与えて疑似ステレオ化する方法
②グラフィック・イコライザーで左右に音を振り分けて疑似ステレオ化する方法


②は『クリスマス・アルバム』や『ザッツ・オール・ライト』(For LP Fans Only)、『デイト・ウィズ・エルヴィス』などに使われ、その他の50年代のレコードには①が使われました。

けれども、1980年代に入ってレコードに代わってCDが主流になると、原音に忠実なサウンドを求めるファンが増えたことからか、この「疑似ステレオ」は廃れ、元のモノラル音源が収録されるようになったのです。その傾向は今日まで続いています。

ところが最近になって、モノラルの音をステレオにする全く新しい技術が開発されました!それが「スペクトル分離」です。

私が最初に聴いたのはビートルズの「Love Me Do」と「She Loves You」でした。これを聴いた時には正直、耳を疑いました!モノラル・マスターしか存在しない曲がこんなにクリアなステレオ・サウンドになるなんて!しかも、ハーモニカだけでなく、ジョンとポールの声まできれいに分離されています!これはまさに夢の技術です!






この「スペクトル分離」というのは、モノラルの音源から特殊な方法を使って、ひとつの周波数の楽器(や声)を抽出するデジタル技術だそうです。
詳しいことは難しくてよくわかりませんが(汗)、かなりの精度で音の抽出ができるようです。その取り出した音を左右に振り分けてやれば、本物に近いステレオ・サウンドが出来上がるというわけです。(このように「スペクトル分離」技術を用いてモノラルをステレオ化することを「Spectral Stereo Remix 」と呼びます)。

この「Spectral Stereo Remix 」を専門的に研究しているのはChristopher Kissel氏が運営するサウンド研究所で、次のサイト(英語)に詳しいことが書いてあります。(「Media」というページに様々なオールディーズ曲のステレオ・サンプルが置いてあります。正直ブッ飛びます!)→こちら



…お待たせしました。ここでお待ちかねのエルヴィスの登場です!

YouTubeで探したところ、現時点でエルヴィスの「スペクトル分離」によるステレオ化された曲は次の3曲だけでした。
中でも「Heartbreak Hotel」はどう聴いてもリアル・ステレオにしか聴こえません。ピアノは左、ギターは右ときれいに分離されており、まさに魔法のようです。これは新しいマスターとして充分に通用するのではないでしょうか!








どうやらこの「スペクトル分離」技術もまだ完璧ではないようで、「Don't Be Cruel」では右チャンネルに配置されたバック・コーラスが左チャンネルにも響いてしまっているのが残念です。また、シンプルなサウンドの方が分離しやすいようで、「Hound Dog」のように音がぎっしり詰まった(圧縮された)サウンドだと分離がうまくいかないようです。

この「スペクトル分離」、これからもっともっと進歩して、100%完璧に音の分離ができるようになることを期待します。そして、この技術を使って、ぜひともエルヴィスの50年代の曲を全てステレオで出してほしいものです!

ちなみに、50年代のオールディーズを「スペクトル分離」によってステレオ化したCDを出している専門のレコード会社もあります。サンプルを聴くと本当のステレオのようで驚かされます!→こちら




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FTD写真集『His Songs Of Praise Vol.1』レビュー!

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エルヴィスが歌った賛美歌やゴスペル一曲一曲の詳しい紹介がメインとなっています。その曲の作者や誕生秘話などの他、エルヴィスがどのような経緯でその曲をレコーディングしたか、いつどこで歌ったかなどが詳細に記されています。言うなれば、以前に出たFTD-book『Writing For The King』のゴスペル版のような感じの素晴らしい資料写真集です。(ただしテキストが英語なので、読むのに時間がかかります。誰か翻訳してください-笑)
それと、エルヴィスの写真も思ったよりも多く、各曲に合った時期の写真で統一されています。大変にきれいで見応えがあります。

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▲前回よりFTD写真集には紙のカバーが無くなったようです。コストの関係でしょうか?
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▲デザインのセンスがとてもよいですね。
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▲曲の解説に入る前に、イントロダクションとしてエルヴィスの生い立ちとゴスペルについての説明があります。
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▲曲の解説はアルファベット順に並んでいます。今回の『Vol.1』ではA~Mの曲についての解説が書かれています。
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一点モノ在庫処分のため大幅プライスダウン!早い者勝ち!

一点モノが大幅プライスダウンとなっています。貴重な書籍、CD、DVD、Blu-ray、ジッポーライター…この機会にどうぞお買い求めください!早い者勝ちです!

511DzLbaC8L_20160920001727c81.jpg Blu-ray『Viva Las Vegas』 book_68at40cv.jpg The Great Performances zyan6364m_20160920001733605.jpg 51ylY1fk6lL_201609200018465c4.jpg ダウンロード essential vol2 sacd king creole sacd Elvis Presley and Barbie Doll set The Ed Sullivan Shows Flashback_book.jpg sessions 3 DSC_1309.jpg DSC_1311.jpg The Elvis Broadcast On Air 1954-1956 THE JORDANAIRES Memories of Elvis CD 1993 寺内タケシ&ブルージーンズ 『エルヴィス・プレスリーに捧ぐ』 zippo③ zippo⑦開封済み zippo⑥開封済み zippo⑨開封済み


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00:34 | その他 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

FTD新譜2点が入荷しました!

FTD-CD『The Hometown Shows』とFTD-book『Elvis: His Songs of Praise Vol.1』が入荷しました!
ご予約いただいた分についてはすべて発送を終了しております。(大人気のFTD-book『Taking Care Of Business - In A Flash』も再入荷しました!)

①FTD-CD『The Hometown Shows』 (2-CD)

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Disc-1は、1974年3月17日テネシー州メンフィスのミッドサウス・コロシアムでのライヴです。3日後に同じ場所で行なわれた公演は名盤『ライヴ・イン・メンフィス』として1974年にリリースされています。また3月18日のリッチモンド公演もFTDより『48 Hours To Memphis』としてリリース済みです。
Disc-2は、15ヶ月後の1975年6月10日、場所は同じくメンフィスのミッドサウス・コロシアムでのライヴです。この頃の南部ツアーの音源は数多く残っており、FTD-CDでリリース済みの『Southern Nights』や『Another Saturday Night』『Dixieland Delight』などと同じ頃の音源です。

【Disc 1】
01 Also Sprach Zarathustra (Theme From 2001: A Space Odyssey)
02 See See Rider
03 I Got A Woman~Amen
04 Love Me
05 Trying To Get To You
06 All Shook Up
07 Steamroller Blues
08 Teddy Bear~Don’t Be Cruel
09 Love Me Tender
10 Johnny B. Goode
11 Hound Dog
12 Fever
13 Polk Salad Annie
14 Why Me Lord
15 Suspicious Minds
16. Introductions
17 I Can’t Stop Loving You
18 Help Me
19 An American Trilogy
20. Let Me Be There
21. Funny How Time Slips Away
22 That’s All Right
23. Can’t Help Falling In Love
25. Closing Vamp

Recorded live March 17, 1974 at Mid-South Coliseum, Memphis, Tennessee (evening show)

【Disc 2】

01 Also Sprach Zarathustra
02 See See Rider
03 I Got A Woman~Amen
04 Love Me
05 If You Love Me (Let Me Know)
06 Love Me Tender
07 All Shook Up
08 (Let Me Be Your) Teddy Bear~Don’t Be Cruel
09 Hound Dog
10 Fairytale
11 Burning Love
12 Introductions~Johnny B. Goode
13 Introductions~School Day
14 T-R-O-U-B-L-E
15 Why Me Lord
16 How Great Thou Art
17 Let Me Be There
18 Funny How Time Slips Away
19 Little Darlin’
20 An American Trilogy
21 Mystery Train~Tiger Man
22 Can’t Help Falling In Love

Tracks 01-19 recorded live at Mid-South Coliseum, Memphis, Tennessee, June 10, 1975 (afternoon show)
Tracks 20-22 recorded live at State Fair Coliseum, Jackson, Mississippi, June 6, 1975



②FTD-book『His Songs Of Praise Vol.1』(book & CD)



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今回の本の内容は、エルヴィスが歌った賛美歌やゴスペル一曲一曲の詳しい紹介がメインとなっています。その曲の作者や誕生秘話などの他、エルヴィスがどのような経緯でその曲をレコーディングしたか、いつどこで歌ったかなどが詳細に記されています。言うなれば、以前に出たFTD-book『Writing For The King』のゴスペル版のような感じですね。また、エルヴィスの写真も思ったよりも多く、大変にきれいで見応えがあります。

<CD track listing>

<Live & Impromptu Performances with Alternate Studio Anthology>
1. Introduction by Elvis and Amazing Grace (Take 2 - Undubbed)
2. America The Beautiful (Composite)
3. Amen (Live in Memphis March 20th 1974)
4. An American Trilogy (Live in Honolulu, Hawaii January 14th 1973)
5. An Evening Prayer (Take 8)
6. Bridge Over Troubled Water (Unedited/ Undubbed master - 1970)
7. He Touched Me (Take 1)
8. Help Me (Undubbed master)
9. I Believe (March Of Dimes Master edit)
10. If That Isn't Love (Undubbed Take 4)
11. If We Never Meet Again (Take 1)
12. Elvis talks about Spiritual music & Joshua Fit The Battle (Take 4)
13. In My Father's House (Take 8)
14. Known Only To Him (Take 2)
15. Elvis talks & I'm Gonna Walk Dem Golden Stairs (Take 4)
16. Miracle Of The Rosary (Undubbed Take 4)
<ELVIS PRESLEY SPECIAL: PALM SUNDAY - March 19th 1967 Radio Program>
17. Introduction Radio Station KVIO - Sedona, AZ
18. Announcer: How Great Thou Art
19. In The Garden
20. Announcer: Somebody Bigger Than You And I
21. Stand By Me
22. Announcer: Without Him
23. Where Could I Go But To The Lord
24. Announcer & Red Cross Message
25. Announcer: Where No One Stands Alone
26. Announcer: Crying In The Chapel
27. Announcer & KVIO: Farewell & advert for How Great Thou Art album
<Bonus>
28. Listen To The Bells (Informal Jam with Imperials Quartet)
29. Hide Thou Me - (Elvis at the piano - singing gospel at home)
30. If I Can Dream - (Album Master)





※このFTD-book『Elvis: His Songs of Praise』は、来年Vol.2のリリースがすでに決まっており、表紙デザインも発表されています。↓(ただし変更になるかもしれません)。

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※①は残部僅少、②はソルドアウトに付き12月に再入荷予定です。ご予約受付中!お早目にアートえる通販へ→こちら


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